がんの兆候と診断までの過程|私のがん発覚体験

1. がん検査に至ったきっかけ

今回、私が診断されたのは、「右上腕骨肉腫実」だったのですが、実は半年前ぐらいに、ごくわかな変化には気づいていました。

しかし、実は生まれたばかりの子供をよく抱っこしていたことや、野球をしていたこともあり、ただの筋肉痛もしくは腱鞘炎的なものと思っていたため、ここまで病院にいくことがなかったのです。

2月になり、力こぶあたりの腫れが出始めたころに整形外科に行き、レントゲンを撮ってもらうと、骨がぼやける形で薄い陰影が映っいたため、先生もすぐにそれを怪しみ、「がんセンター」への紹介状を手配していただきました。

その時点で私は、「これはちょっとアカンやつや!」と思ったのを記憶しています。

2. 病院からの電話と不安、そして検査

実は紹介状による診断予約は3月の予定でした。

そうすると、ガンセンターより「できるだけ早く来れないか」と電話があり、

3月4日に行くことになり、ますます「これはホンマにアカンやつや!」と思うようになりました。

整形外科受診後の4日後の火曜日、そしてさらにその3日後の金曜日にあらゆる検査を行いました。

血液検査・検尿・CTスキャン ・MRI ・生検(組織を採取して詳しく調べる検査)などです。

そうすると、その金曜日の夕方には、担当くださった先生より「早い段階で家族同伴で来院してください。」とい連絡が入り、翌月曜日に診断結果を聞きにいくことになったのです。

この瞬間「完全にオワター!」と思い、右腕を持ってかれるか、命が持ってかれるか覚悟しました。本心は言いつつも、妻にはできるだけ明るく接していたのを覚えています。

あとは、翌月曜日に仕事を休んで通院予定でしたので、仕事面でもできるだけ迷惑をかけないよう、すぐに上司にはある程度の情報を伝えつつ、土日はひたすら仕事と引継ぎがスムーズにいくよう準備をしておいたのを覚えています。

3. 診断結果

3月10日ついに診断結果を聞きに行く日がやってきました。

内容は、冒頭でも言いましたが「右上腕骨肉腫」いわゆるガンでした。

治療期間は1年弱で、化学療法と摘出手術による治療を目指すというものでした。

幸い、右腕が持ってかれることは無かったようです(汗)

私は、年に1度人間ドッグを受けているのですが、こういったことあるんだなぁ、少し客観的に感じたことと、やっぱりそれなりの年nになると、ちょっとしたことでも病院にいくことが重要だなぁと感じました。

もし、私と同じようにあまり病院にいかない人は、少し考え方を変えたほうがよいかもしれませんね!

4. 怒涛の入院準備

診断結果を聞かせていただいたら、もうあとは怒涛のような治療までの準備です!

その日の内に、感染症などの検査も全て行い、今後の治療方針の説明、同意書へのサインなど、一気に行います。

入院日ももう3日後!入院準備や仕事の調整など無茶苦茶大変でした。ちょうど仕事が期末ということもあり、やるべきことが山のようにあったため、検査終了後に職場へ直行し、上司に相談し、何とか入院までに全ての引継ぎを終えたのを記憶しています。

突然のガン告知から、怒涛の入院ということになってしまいましたが、家族・職場の同僚・友人・先生みんな優しくて、とても支えられているなぁ、と生命の危機を少し感じながら嬉しくなった次第です。


次回の記事では、入院と同時に始まる治療に向けた準備について詳しくお伝えいたします。

▶ 次回:「抗がん剤治療前の突然の手術|抗がん剤治療の前哨戦

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