抗がん剤治療前の突然の手術|抗がん剤治療の前哨戦

1. 手術の内容と感想

抗がん剤治療って基本的にはひたすら点滴なんですよねー。。。

風邪を引いたときに腕の血管に針を刺して点滴することがあるかと思いますが、本数はその比ではありません。

そのために、CVポート(皮下埋め込み型ポート)というものを鎖骨の下あたりに埋め込んで、そこから点滴を投与するようです。これにより、血管への負担を軽くしたり、苦痛を伴う血管への針刺しを軽減するようです。

とは言え、化学療法やのに「いきなり手術かーい!」って感じですよね。

局所麻酔とはいえ、傷口付近に違和感があり、動かすとズキズキとした痛みを感じ、かなり先制パンチを喰らった感じで、すでにそこで体力削られてしまいました。

位置的にも目視できないですし、体を動かすと色々痛いし、すでに治療の波に飲み込まれつつあるのを覚えています。

そして「本当にこれから抗がん剤治療が始まるんだ」と現実を突きつけられたような気持ちになりました。

3. 治療方法の理解と心の準備が重要

この経験を通して感じたのは、「治療方法の心の準備がとても大切」だということです。

医師から手術の説明を受けたとき、言葉では理解していても、実際に自分の体に変化が起こることへの覚悟はできていませんでした。いざ手術を受けると、「こんなはずじゃなかった」と思うこともあります。だからこそ、事前にしっかりと情報を集め、自分が納得したうえで治療に臨むことが重要だと強く感じました。

手術や治療は、医師にとっては日常的なものかもしれませんが、患者にとっては人生を左右する大きな出来事です。「どうしても不安が拭えない」と感じたら、納得するまで医師や看護師に質問するのも大切だと思います。

4. CVポートについての現在の感想

手術からしばらく経ち、CVポートで点滴を行う生活にも慣れてきました。最初は異物感が気になりましたが、痛みもなく、毎回腕に針を刺さなくてよいだけ非常に助かっています。

一方で、見た目や寝返りの時などで、違和感はありますが、実はこれとは別で、2~3日ごとに腕の血管から行われる採血のことを考えると非常に助かっています。

はじめは「なんじゃこりゃ!」と思うかもしれませんが、抗がん剤治療を受ける上で大きな助けになることは間違いありませんので、同じような境遇にもし遭われた方がいらっしゃれば、ぜひ安心して埋め込み手術を受けてくださればと思います。


次回の記事では、いよいよ抗がん剤治療の開始についてお話しします。

▶ 次回:「抗がん剤治療初回の副作用とその対応|私のがん治療体験

コメント